人体の仕組みと働き
①胸椎は12個の椎骨からなる
黄色骨髄は赤色骨髄が造血を終え、脂肪に置き換わったもの
成人の骨格は200余りの骨からなる(206)
※骨はカルシウムの貯蔵に関わる
②血漿に含まれるのは、血球を取り除いた残りである
遠心分離した場合、上部には
※たんぱく質(アルブミン、グロブリン)、電解質(K、Na、Ca)、ビタミンなど
血小板を挟んで、下部に細胞である
血球(赤血球、白血球)
③動脈血が流れるのは
門脈
肺動脈
※肺静脈
大静脈
④呼吸時の状態
胸腔とは胸壁肋骨・胸椎・胸骨・横隔膜によって囲まれた空間のことである
胸腔内は陰圧👉肺が膨らむため
※横隔膜は収縮👉上昇するため
外肋間筋は緊張する
内肋間筋は弛緩する
⑤嚥下について
唾液は食物に水分を与えて嚥下しやすくする
※食物は口腔から咽頭、食道へ移動する
咽頭蓋は気管と食道との交通を遮断する
食物は蠕動運動によって食道内を移送される
⑥中枢神経について
中脳 感覚野である(視覚、聴覚など)
小脳 態勢(平衡、姿勢、随意運動)
延髄 呼吸中枢(循環)
※視床下部 体温調節
⑦腎臓
皮膜で覆われた皮質と深部の髄質、くぼみの部分は腎門という。
皮質の中に多くの腎小体が存在し、腎小体は糸球体をボウマン嚢で覆われたものである。
輸入細動脈が入り、糸球体を形成したのち、輸出細動脈に到る。
腎小体と尿細管をネフロンと呼ぶ。
尿細管(近位曲尿細管)が接続している
尿細管の上皮細胞は腎小体外葉、足細胞とは異なり立方上皮。
※輸入細動脈は、糸球体に入り輸出細動脈となり糸球体から出る
⑧下垂体後葉から分泌されるホルモンは オキシトシンと
※抗利尿ホルモンである(バソプレッシン)
下垂体前葉から分泌されるのは
副腎に作用する副腎皮質刺激ホルモン(糖質コルチコイドを分泌)
オピオイド受容体に作用するβ-エンドルフィン(痛覚の緩和)
甲状腺に作用する甲状腺刺激ホルモン(甲状腺ホルモン)
性腺に作用する卵胞刺激ホルモン(生殖系の調節)と黄体形成ホルモン(性ホルモンの分泌)
肝臓・脂肪組織に作用する成長ホルモン(成長の促進・脂肪・炭水化物の代謝)
卵巣・乳腺に作用するプロラクチン(エストロゲンの分泌と乳汁の合成)
⑨滑車神経は 外眼筋の上斜筋支配
※顔面神経は味覚
内耳神経は 聴覚平衡覚
副神経僧帽筋、胸鎖乳頭筋
⑩神経細胞は有核細胞
神経細胞間の接合部をシナプス
1個の神経細胞から1個の軸索が出ている
※神経線維とは軸索及びその周囲を包む髄
⑪脊柱の構造
胸椎は12個の椎骨からなる
尾骨は尾腰椎が癒合して作られる
側方から見ると腰椎は前彎している
※脊柱管は椎孔が積み重なってつくられる
⑫骨格筋の収縮
※乳酸は収縮力を低下させる
運動神経の指令をうけておこる
アクチンフィラメントとミオシンフィラメントが相対的に滑り込み筋収縮が起こる
直接のエネルギー源はATP(アデノシン3リン酸)である
⑬心臓の刺激伝導系で最初の興奮部位から順に
洞結節⇨房室結節⇨ヒス束⇨左右脚⇨プルキンエ繊維
⑭肺胞は
※弾性繊維が多い
呼吸細気管支に存在する
Ⅰ型上皮細胞とⅡ型上皮細胞で覆われている
成人では左右の肺を合わせて数億個存在する
⑮胃の構造や働き
胃液はpH1〜2
幽門で十二指腸に移行する
上縁(内回りの凹部)を小湾という
※主細胞からペプシノゲンが出る
⑯腎臓について
腹膜外の臓器である
※腎小体は糸球体とボウマン嚢からなる
原尿中のアミノ酸は尿細管で再吸収される
輸入細動脈の細胞からレニンが分泌される
⑰大脳皮質の領野と部位の組み合わせ
※視覚野-後頭葉
聴覚野-
運動野-
感覚性言語野-
⑱外部から伝わる経路
角膜-水晶体-硝子体-網膜
⑲支持組織とは、血液とリンパ・結合組織・軟骨組織・骨組織
膠様組織は臍帯に見られる
⑳関節について
股関節は多軸性である
※蝶番関節は1軸性である
仙腸関節は半関節である
関節包の内面は滑膜に覆われている