選ばれる？

何年前からだろう？

病院のランク付けのような雑誌が出始めたのは。

 まだまだ医療事務員駆け出しのころ本屋さんで「選ばれる病院」的な雑誌を目にした。

「ああ、あの病院の医事として働きたいわ～」と思っていた、患者さんがこぞって受診したがる病院が全国で何位になっているのか、気になり拝見

やっぱりね～

載ってるわ～

と思っていたのはあまりにもフレッシュすぎて何も分からなかった頃の話よ。

ある程度の年数、医療･福祉関係者であるがゆえのブラックな部分を小耳に挟む機会に恵まれ困惑したわ～

そして、私の中での病院選びの基準というものが形成されていった頃でもある。

一般ピーポーは大きな病院、国立病院、大学病院で診てもらえば必ず病巣部分を見つけて治療してくれるもの、と思っているかもしれないけれど、結構、無下に扱われるものだったりするのよね。プライマリーケア（かかりつけ医）で近くの通いやすい親身になってくれるクリニックを見つけるほうが細やかなケアができたりするのよ。待ち時間も少なかったりするしね。

病院のランク付けには難しいOPを成功させた率が高いか、優しいナースがいるか、待ち時間が少ないか、いい対応ができる医事がいるか、等ありますが、果たしてそれだけでしょうか？

先日もうちのドクターが紹介ｐｔを診て欲しい、と連携室から言われても、

「今日じゃないとダメなのか？」

「ボクじゃないとダメなのか？」

「今日、もういっぱいで予約入らないでしょ？どうやって診るんですかっ！？」

と、不機嫌になったのを毎週のようにみて、八つ当たりされる。

「来院した患者を断ることはできませんが？」と思いつつ、他のドクターにまわしたりします。

うちのHPは、クチコミで「やさしい先生に・・・」とか「冷たい先生に・・・」とか様々な評価があるの。

アシスタントとして、やりにくいドクターやいろんな意味でドキドキしながらもサポートしたいと思うドクターと、いろいろです。

 いずれにしろ、

「オレが診てやってんだ」

という思いをもつドクターには診てもらいたくないな、と思います。

あなたは「あなたに合うドクター（病院）」を見極められますか？